今、本当に必要なこと ~発達障害と生きる世の中について~

 

 

 

 

こんにちは。

 

 

最近、発達障害のことばかり考えています。

私は、発達障害は程度、スペクトラムの問題だと思っています。発達障害の特徴は、誰にだって当てはまることがある。誰にだって苦手なことがある。

 

 

そういうことを簡単に言ってしまうと、当事者の方には、何が分かるんだ!本人は苦しんでるんだ!苦しみは分かるのか!と思われてしまうんじゃないかなぁ。でも、その通り。

 

 

障害によって、苦しんでいるかどうか、生きづらさを感じているかどうかで問題は大きく変わってくると思います。

 

 

より発達障害の人が世の中の中では生きやすくなるためには、診断をしっかりと受けて自分を知ること。そして、それならばどうしていけばいいのか、方法を知って行動に移すことが大事。そう思います。

 

 

だけど、ツイッターでたくさんの当事者の心の内を見て思う。

 

 

 

今、本当に必要なこと ~発達障害と生きる~

 

 

 

  1. 発達障害の正しい理解を広める

 

 

自分を健常者というには抵抗があるが!診断は受けていない、当事者でない私は、障害のない人の目線にたつと、発達障害であることを知らせなければ、目に止めてもらい、その人に合った方法で接してくれる人は、今はまだ本当に少ない、と思います。

 

だから、「発達障害」であることを伝えることが大事、だけど、抵抗がある。それは普通のこと。

「アイツ、障害あるらしいよ」なんて言われるんじゃないか、理解してもらえず余計に孤立してしまうんじゃないか。

 

そう、不安になるに決まってる。

つまり、まだこの世の中には、発達障害について正しい理解や内容が広まっていない。

障害と聞くだけで、内容を理解していない人が多い。こんなにも、あなたの知らないところで、苦しんでいる人がたくさんいるのに!

 

 

だから、当事者が「発達障害です」といえる環境にするには、発達障害の正しい理解を世の中に広める ということ。

 

 

全ては無理かもしれない。

だけど、一部が、少しが変われば、世の中が少しずつ変わるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

2. 発達障害者でなく、周りの人が変わること

 

 

 

障害ときくと、何かが劣っている、できない、おかしい、と思ってしまう人、いるんじゃない?

 

 

発達障害は、脳が関係している障害です。

やりたくないのにやってしまうんです。

やりたいのに、できないんです。

そんなことが、たくさんあるんです。

 

 

それでも、

発達障害の方は、頑張っています。

自分の欠点を、特徴を、なんとか少しでも普通に近づけるようにと、相談したり工夫したり、薬を飲んだりしています。

発達障害の方は、苦しんでいます。

それでも、自分を認め、前向きに頑張っている人だってたくさん。

 

 

 

 

できない理由を、理不尽にその人のせいにしている周りの人。

なんで、できないんだ?

だからいつもそうなんだ。

 

 

…矛盾している。

できない特徴を持ってるんです。

だったら、どうしたら少しでもできるようになるのか?を考えるのが周りの役目、上司の役目、友達の役目… じゃないですか?

 

 

 

 

 

 

 

今、変わるべきなのは誰ですか?

「障がい」は誰にでもあると伝えたい

 

 

 

 

こんにちは。

私は現在、特別支援学校で働いています。

障がいのある子ども達が通う学校です。

 

 

少し前でいう、養護学校

私が働き始めて思うのは、「特別支援学校」って、意外と知られていないんだなぁということ。

 

 

あなたの周りには、障がいのある方はいますか?

障がい者」と聞くと、どのようなイメージがありますか?

街を歩いていると、たまに見かけることはあるかもしれません。

私は毎日、いろいろな障がいのある子ども達と、当たり前のように毎日を過ごしています。

 

 

 

 

 

 

「障がい」は誰にでもあると伝えたい

 

 

気づけば毎日、学校生活を送る中で、「私は障がい者といる」と思うことはありません。

一人の人、としてかかわっています。

 

  • こだわりが強い子
  • 予定が急に変更すると怒れてしまう子
  • 落ち着きのない子
  • 勉強がなかなかできない子
  • 見通しがないと落ち着かない子

        などなど。その子その子によってさまざまな障がいの特徴があります。

 

特別支援学校の先生たちは、思い通りにいかなくて苦しむ子、生きづらさをもっている子ども達が、少しでもいきやすくなるようにといろいろな支援や手立てを考えています。

 

 

 

一緒に過ごしていると

「あぁ、分かるよその気持ち」

と思うことがあります。

イライラするよね、むしゃくしゃするよね、泣けてくるときだってあるし、我慢できないことだってあるよね。

苦しいよね、自分でなんとかしたいけどできない、難しいんだよね、と思う。

心の寛大な人って確かにいるけれど、いきている中で嫌な思いをしない人なんていない。嫌な思いをして、どうにかしようともがいている。それもまさに、「障がい」。

 

 

 

障がいのある人となかなか関わりのない人にとって、障がい者ときくと、戸惑うことは当たり前のこと。

私がこう思うようになったのも、今までの経験があるから。

私は特別支援教育を学んだことで、視野が広がり生きやすくなった。すごく大切ですごく好き。

 

 

だから、こう思ってほしい。

「障がい」って誰にでもあるんだよ。

私にも、あなたにもあるんだよ。

それはあなたの長所であるし、短所であるし。それはあなたの個性で、あなたの特徴でしょ?

 

 

 

「障がい」というと、何か良くないイメージがありますか?

それならいっそのこと、「障がい」という言葉をなくしちゃおうよ。

「生きづらさ」「個性」「特徴」…他の言い方なんていくらでもある。私は「障がい」という言葉をなくして、新しい言葉を見つけたい。

 

 

 

 

特別支援教育を英語でいうと

" Special Needs Education "

"特別に必要としている支援"

まさにその通り。そしてそれは、障がい者だけでなく、私自身、周りの人にとってもいえることじゃない?

人それぞれ、性格も特徴も違うんだから、特別な対応を必要。

 

 

 

私は、「障がいは誰にでもある」と伝えたい。

それは悪いことではなく、あなた自身、あなたの特徴なんだから、受け止めて思い切り好きになっていこうよ。

そうすると、もっと生きやすく、もっとHappyになっていくからね。