「障がい」は誰にでもあると伝えたい
こんにちは。
私は現在、特別支援学校で働いています。
障がいのある子ども達が通う学校です。
少し前でいう、養護学校。
私が働き始めて思うのは、「特別支援学校」って、意外と知られていないんだなぁということ。
あなたの周りには、障がいのある方はいますか?
「障がい者」と聞くと、どのようなイメージがありますか?
街を歩いていると、たまに見かけることはあるかもしれません。
私は毎日、いろいろな障がいのある子ども達と、当たり前のように毎日を過ごしています。
「障がい」は誰にでもあると伝えたい
気づけば毎日、学校生活を送る中で、「私は障がい者といる」と思うことはありません。
一人の人、としてかかわっています。
- こだわりが強い子
- 予定が急に変更すると怒れてしまう子
- 落ち着きのない子
- 勉強がなかなかできない子
- 見通しがないと落ち着かない子
などなど。その子その子によってさまざまな障がいの特徴があります。
特別支援学校の先生たちは、思い通りにいかなくて苦しむ子、生きづらさをもっている子ども達が、少しでもいきやすくなるようにといろいろな支援や手立てを考えています。
一緒に過ごしていると
「あぁ、分かるよその気持ち」
と思うことがあります。
イライラするよね、むしゃくしゃするよね、泣けてくるときだってあるし、我慢できないことだってあるよね。
苦しいよね、自分でなんとかしたいけどできない、難しいんだよね、と思う。
心の寛大な人って確かにいるけれど、いきている中で嫌な思いをしない人なんていない。嫌な思いをして、どうにかしようともがいている。それもまさに、「障がい」。
障がいのある人となかなか関わりのない人にとって、障がい者ときくと、戸惑うことは当たり前のこと。
私がこう思うようになったのも、今までの経験があるから。
私は特別支援教育を学んだことで、視野が広がり生きやすくなった。すごく大切ですごく好き。
だから、こう思ってほしい。
「障がい」って誰にでもあるんだよ。
私にも、あなたにもあるんだよ。
それはあなたの長所であるし、短所であるし。それはあなたの個性で、あなたの特徴でしょ?
「障がい」というと、何か良くないイメージがありますか?
それならいっそのこと、「障がい」という言葉をなくしちゃおうよ。
「生きづらさ」「個性」「特徴」…他の言い方なんていくらでもある。私は「障がい」という言葉をなくして、新しい言葉を見つけたい。
特別支援教育を英語でいうと
" Special Needs Education "
"特別に必要としている支援"
まさにその通り。そしてそれは、障がい者だけでなく、私自身、周りの人にとってもいえることじゃない?
人それぞれ、性格も特徴も違うんだから、特別な対応を必要。
私は、「障がいは誰にでもある」と伝えたい。
それは悪いことではなく、あなた自身、あなたの特徴なんだから、受け止めて思い切り好きになっていこうよ。
そうすると、もっと生きやすく、もっとHappyになっていくからね。